策瑜で三国志ブログ

一日一策瑜 再録しました。三国志、主に呉、孫策、周瑜について語ってます。基本妄想。小ネタを提供して策瑜創作してくれる人が増えたらいいな。

よちよち漢語 13 亮瑜啊亮瑜先生「伴君左右」

諸葛亮はそれを聞くと苦笑いした。もし手放せるのならとうにしています。ですが自分は泥にはまるようにもはや深みにはまっています……今現在、周瑜を手放したいとも思いません。どうか元放先生このままでいさせてください。 諸葛亮は八尺の身体を屈めて、向か…

よちよち漢語 12 亮瑜啊亮瑜先生「伴君左右」

数年という時間は慌ただしく過ぎ、今や諸葛亮も周瑜が赤壁を焼いた年となっていた。歳月は諸葛亮の身の上に年を取った証明を残しただけではなく、一種のまさに壮年の独特の魅力を加えていた。もともとぼんやりとしていた若くて意気盛んな様はなくなり、諸葛…

よちよち漢語 11 亮瑜啊亮瑜先生「伴君左右」

諸葛亮は周瑜に気をつけながら急いで住処に戻った。趙雲を捕まえて劉備の状況を訊ねた。その後、数人の将軍に練兵の強化を命じ、近く必ず出兵があると言い残した。 用事を言いつけ終わったのち、諸葛亮は部屋に戻って、片付けを始めた。周瑜はこんなにも真面…

よちよち漢語 10 亮瑜啊亮瑜先生「伴君左右」

平和な日々はいつも早くに過ぎて、まもなく秋となった。諸葛亮は長く続く細雨の好天気に乗じて周瑜を連れて出かけた。いわく『民情の視察』であると。実際にはこっそりと市場に行ってその賑わいを見ているに過ぎない。趙雲は諸葛亮について長いので、かれの…

よちよち漢語 9 亮瑜啊亮瑜先生「伴君左右」

数日後、諸葛亮は趙雲に大きめの傘を買ってくるように言いつけた。趙雲は訊ねた。諸葛亮はただこう言った。 「天気も熱くてね、わたしは傘を差していれば日にやけずにすむだろう」 兄貴が招いた軍師を尊敬している黒い顔は、軍師はほんとうは身体が弱いんだ…

よちよち漢語 8 亮瑜啊亮瑜先生「伴君左右」

この頃では、諸葛亮はのんびり気ままに過ごしていた。しかし、他のところでは赤い顔(関羽)と黒い顔(張飛)と趙雲が苦労していた。この人達が荊州に鎮座している間は誰も荊州を攻めようとはしないだろう。だが、諸葛亮は毎日自分の部屋に閉じこもったきりで、…

よちよち漢語 7 亮瑜啊亮瑜先生「伴君左右」

たった今蠟燭を放り出した周瑜は依然として諸葛亮の目の前に座っていた。顔には複雑な驚きを浮かべていたが、内心では早くにこやつを殺したほうが呉と蜀のために害を除くことになるのではないかと思った。そして自分は死んでも、まだ諸葛亮に揶揄われるのか…

よちよち漢語 6 亮瑜啊亮瑜先生「伴君左右」

この時、益州の牧劉璋が法正を派遣して劉備に張魯を攻めるのに助勢するよう要請してきていた。そこで劉備は諸葛亮と関羽、張飛を荊州の守りとし、趙雲を留営司馬とした。赤壁の一戦、曹操軍は勢いを失っていた。しばらくは大きな動きもないだろう。 (*ここ…

よちよち漢語 5 亮瑜啊亮瑜先生「伴君左右」

諸葛亮ははっと驚愕した。以前東呉で確かに愛慕の心は表に出していて、道行く人も皆知っていた。ただし彼は怒らず悩まず、明確な返事が来ないとしても、周瑜から見ると、面白半分にやっているだけにも見えた。現在突然この一言で、彼に話そうとしていたこと…

よちよち漢語 4 亮瑜啊亮瑜先生「伴君左右」

「公瑾ほんとうにわたしは無実の人なのです。わたしは一介の平民です。いささか天文地理は存じておりますが、道教の術はまったく知りません」 諸葛亮は薄く笑い扇を揺らした。 「やはり公瑾がここにいるのはまさかわたしを引き続き脅迫して、孫将軍に蜀を取…

よちよち漢語 3 亮瑜啊亮瑜先生「伴君左右」

次の日の早朝、諸葛亮と趙雲は蜀の船に乗り込んだ。魯粛ら数名の将軍が見送りにきた。 江東は周瑜を失ったことは確実に国を挙げての悲しむべきことで、孫権さえも自ら葬儀に赴きました。今、数名の将軍と魯粛が諸葛亮、趙雲を見送るのは礼に適っている。 船…

よちよち漢語 2 亮瑜啊亮瑜先生「伴君左右」

諸葛亮はゆるゆると座った。趙雲に向けて手を振った。「子龍も休みなさい。明日は蜀に帰らなければなりません」 「しかし、軍師、あなたはほんとうに大丈夫ですか」 趙雲はいささか心配そうに諸葛亮に向かって言った。周都督が亡くなったと聞いてから軍師は…

よちよち漢語 1 亮瑜啊亮瑜先生「伴君左右」

「伴君左右」(あなたのそばで) 亮瑜啊亮瑜先生 彼は自分がどこに行くべきかわからなかった。あるいはどこに行くかとしてもだれかが連れていくのかもわからなかった。彼は自分の棺の上に座っていた。 彼は他人が彼を冷たい棺に納めるのをその目で目撃し、その…

愚痴も呟いてみるもの!?

https://muse3594.hateblo.jp/entry/2020/05/13/161901一年以上前にふせったーで呟き、さらにブログで転載しておりました愚痴が、ある親切なお方の目にとまりました。 それで、読みてー!読みてー!と願っていた「孫権が周瑜を監禁する」お話「流年」を読む…

よちよち漢語 その他のみなさん篇 東呉武将から腐女のみなさんにおくる手紙AnnaLoki 先生

東呉武将から腐女のみなさんにおくる手紙AnnaLoki 先生陸遜 私は常に自分の身だしなみを意識しています。 狂人のようなマントを着て、川で叫んでいる人は誰ですか? 認識できません。 "陛下には頭を休めていただき、悩まないようにしていただきたい" それが…

よちよち漢語 呂蒙編 東呉武将から腐女のみなさんにおくる手紙AnnaLoki 先生

東呉武将から腐女のみなさんにおくる手紙AnnaLoki 先生呂蒙新三国を見た後、私は本当に高希希監督と脚本の朱蘇進を切り刻んでやりたいと思いました。彼らは私を公瑾大兄の雑役扱いであり、主公から私に毒を盛られているのです。 私は極端に頭が良いわけでは…

よちよち漢語 魯粛編 東呉武将から腐女のみなさんにおくる手紙AnnaLoki 先生

東呉武将から腐女のみなさんにおくる手紙AnnaLoki 先生魯粛 私は盾に矢を射ることができるので、私のことをウサギと言われたら「出ていけ!」(スリキンで魯兎子と言われていた)と言っていました。 私は公瑾に初めて会ったとき、彼に穀物倉ごと貸した。彼がハ…

よちよち漢語 周瑜編 東呉武将から腐女のみなさんにおくる手紙AnnaLoki 先生

東呉武将から腐女のみなさんにおくる手紙AnnaLoki 先生周瑜 私はいつも寛大なので、徳の高い人に嫉妬することなどありません。 血を吐くほど怒るのはナンセンスです。 私や伯符を罵倒するにしても、誰が誰の家に住み、誰が誰を追いかけ、誰が誰のお金を使っ…

よちよち漢語 孫権編 東呉武将から腐女のみなさんにおくる手紙AnnaLoki 先生

東呉武将から腐女のみなさんにおくる手紙AnnaLoki 先生孫権私は子明とは兄弟のような関係で、彼が優れた才能を持っていたので、彼を最高位に昇進させ、彼の言葉に従いました。彼を私の奥の部屋に連れてきて病気を治し、彼が良くなっていくのを見て、笑ったり…

よちよち漢語 東呉武将から腐女のみなさんにおくる手紙AnnaLoki 先生

東呉武将から腐女のみなさんにおくる手紙AnnaLoki 先生孫策 オレは公瑾と同居したからといって、結婚したわけではない。 戯という言葉は、以下のように、戯れかかるというよりは、むしろ冗談のような意味で使われるのだ。 公瑾の才能を知っていて、一人で大…

臨時 一日一策瑜 策瑜?? 侍霊演武 ソウルバスター

臨時 一日一策瑜 侍霊演武 ソウルバスター 将星乱 今回紹介するのは2016年の日中合作アニメ(原作は中国コミック)侍霊演武 ソウルバスター 将星乱です。 タイトルがどれなのか?まずもうここからとっちらかってます。 主人公は歴史が嫌いな男の子孫晨くんです…

よちよち漢語 竟雲何先生『長河吟断』7

周瑜はどきどきする胸元を抑えた。虎の声音は威厳を示すものから怒りへと変わっていた。怒りからあがきへと変わり、首を伸ばしてみると、細くて柔軟な縄が網のように虎を固定して、少しも動けなくしていた。孫策は縄を木にくくりつけ、吼えるように叫んだ。 …

よちよち漢語 竟雲何先生『長河吟断』6

「いいぞ!楽しくなくてはな!」 孫策は嬉しくて相好を崩した。周瑜は反対に真面目くさって座っていった。 「誓ってよ」 孫策はちょっと驚いた。周瑜を見て本気だとわかると布団の中から出てきて、ちゃんと座り直した。そして言う。 「我、孫策は天に誓って…

よちよち漢語 竟雲何先生『長河吟断』5

「オレは楚の覇王だ、お前、お前は虞姫だ!」 孫策は言うなり、ニヤニヤと笑って周瑜の顔を捏ね回した。 「きみはどうしてわたしを范増だと言わないのかい」 周瑜は孫策の手を避けた。 「オレが虞姫と言ったらお前は虞姫なんだよ。不満があるならやるか!」 …

よちよち漢語 竟雲何先生『長河吟断』4

周異が尋ねた。 「小覇王は拙宅には慣れましたか?」 「あなたの家はとてもいいが、あの女の人は凄く残酷すぎる。オレの皮が剥ぎ取られそうだったよ」 周異はそれを聞いてハハと大笑いした。 「今度からは彼女たちに手を緩めるよう言っておきます。我が子が…

よちよち漢語 竟雲何先生『長河吟断』3

「間に合うな!偵察のものが言うには皖城は堅固で、孫堅が包囲して早一ヶ月、ちっとも動じない。さらに何日でもどうということはない。官軍が疲れて耐えられなくなったそのとき、我らの好機だ、奴らをやってやる」 「オレがおまえらがお父さんを襲うなんてで…

よちよち漢語 竟雲何先生『長河吟断』2

小さなころから、災いは彼も一手に引き受けてきた。けれども人を慰めるのは得意とするところではなかった。冗談を二言程度いうと、その子どもはさらに強く泣きじゃくるかと思いきや、声も出さずに震えていた。孫策は何を言ったらよいのかわからず、口を噤ん…

よちよち漢語 竟雲何先生『長河吟断』

《长河吟断》竟云何 先生好きすぎてどうしても最初の幼少期のところだけ拙い翻訳で紹介します。 大人編はこれまたセクシーで情熱的な二人が見られます。そして別れの後は、いつまでも孫策を忘れることのできない苦しみに周瑜が悩み、戦っています。 では一章…

個人的な体験。

推しと同じ体験をするべきだ、とかなんとかいうおもしろい話を聞きかじり、思い出したことがあります。わたしは病弱でして、いろいろ薬を飲んできました。その中の一種類の経験です。 その時入院中から退院まで服用していました。入院中には変化は感じません…

よちよち漢語 鮟鱇魚?さん作 短編「犢鼻褌(トクビコン)」訳

夏の暑い六月のこと。あただしく戦車は整った。四頭立ての戦車は逸り、武具武器も積み込んだ。 初平元年(190)六月のある昼日中、舒城の人々は耳を塞ぐほどうるさくやかましいということをしっている。 周家の小公子の周瑜はいつも出かけて部曲を訓練する様子…