策瑜で三国志ブログ

一日一策瑜 再録しました。三国志、主に呉、孫策、周瑜について語ってます。基本妄想。小ネタを提供して策瑜創作してくれる人が増えたらいいな。

臨時 一日一策瑜 観ました。配信「剣劇 三國志演技~孫呉」

観ました。配信「剣劇 三國志演技~孫呉

生きててよかった。

こんなかわいい可憐な周瑜と月の女神に愛されすぎたようないたいけな孫策に出逢えるなんて。

世界に伍してゆける策瑜がまたひとつ生まれました。

関係者さんぜひ円盤化、そして漢語圏(繁体字簡体字)で輸出してください。策瑜なら売れます。覇権カプです。ましてやこの麗しくも実力派の役者陣なら!

 

芝居の内容はべつに改めてわたしが語る必要も無いかな、と思うくらいほかのファンの方々が触れられているので、重度のオタク視点から少々感想を。

関係者さん火鳳燎原読んでたりします?

読まなくても男性なら、父の背中を超えるというのは課題なんでしょうね。「八歳の頃から父上には触れてもらえなくなった」と孫策は言ってましたが、ちょうど孫権が生まれた頃です。あと黄巾の乱など激しくなっていった各賊退治のころでもあります。

17才の孫策には37才男盛りの当時中華最強(補給さえあれば)の孫堅の背中はさぞ偉大に思えたのでしょうね。

孫堅て東西南北どこ行っても強いんだよね。そんな父を超えようと少年が苦しむ……泣けますよね。

 

あとね、表向き3おじこと、程普、韓当黄蓋がわりと孫策に厳しい。愛ゆえに厳しい時もある。これは今まで孫策にベタ甘な3おじ(ぷらす張昭、祖茂とか)をスリキンドラマや昔の三国演義のドラマで慣れてきたから新しかった。彼らが孫堅に惚れすぎというのもある。程普さんは孫策に重湯飲まして育てたひとだからw周瑜には姑(通常運転)

キャストが若いのが新鮮!

中国ドラマだと、三国志だと配役にどうもある程度格が必要なんですよね。周瑜だと琴も弾ける(ふり)のできる人じゃないとだめだし。黄維徳さんが周瑜役を射止めたのは楽器演奏が上手い演技をするからだと思う(彼はミュージシャンでもある)。将軍で知的でかつ剣舞のシーンなんかもあるし、もちろん美周郎じゃないと。(京劇だと相当複雑な難役なんだそうです)そうなるとなかなか若くフレッシュ感あふれる年代が演じる機会は少なくなる。スリキンなんかはまだ頑張った方。その点では今回の剣劇は素晴らしく若さあふれる孫呉の勢いが出ててよかったです。

一個ツッコミ。建業って策ちゃん死亡後です。十年くらい早い。でもコーエーも使ってた気がするしな……。建康とバリバリ百年間違ってたスリキンよりはマシか。

太史慈が武力98くらいある。強くて格好いい。無口って言うところが、今まで傷ついて誤解を受けてきた過去を思わせる。渋い。まじ格好いい。できるなら手戟で…と思わないでもなかったけど、剣や長物のほうが映えるね。格好いい。

黄祖。いままで黄祖側の事情ってそんなに考えたことなかった。劉表(一番の酒カスは本当はこの人である。宴の客を酔わせて寝ているか針で刺す!)との信頼関係もよくわからない。ある程度はないと前線は任せられないからね。黄祖は長男黄射や妻子を孫軍に討ちとられたりもしている。ある意味お互い様の立場だったりする。演者さんがとてもよかったのでふとそんなことも考えてみたり。

孫権もちゃんと成長してました。ヤンキーぽい衣装がかわいかった。グレたのは一時で、あれからはまっすぐに育ちそう。

 

そして策瑜!界隈ではカップリング表記は嫌がられるそうですが、千八百年前から公式ですから!今でも覇権カプですから!

矢印が周瑜→→→→→→→←孫策なんですが、しょうがない。孫策の噂を聞いて訪ねていったのは周瑜なんで、惚れた弱みは一生どころか一万年wずっと続くのです。孫策の弱さもひとり飲み込んで(独占して?)孫家を助けてゆくところが魅力です。

可憐でも芯のつよい周瑜に愛された孫策はほんとうにいたいけな痛ましい心に傷のある少年でした。どこですれ違ってしまったのでしょう。戦つづきで疲れ果て擦り切れていったのかと思うと泣けます。でも、かっこよく決めるところキメる!

この辺泣けた方は火鳳燎原39巻読んで下さい。漢語ですがわかります。ヘアメイクも火鳳燎原の孫策に似ているんですよ。髪で半分顔を隠したような感じ。孫策の月の陰りのイメージでしょうか?

月と言えばずっと背景に浮かぶのがなんとも言えませんでしたね。

 

二部もエンタメとしてもとてもおもしろかったです。補完になってたし。

素晴らしい作品を観ることができて命の洗濯になりました。舞台関係者のみなさまありがとうございました。