臨時 一日一策瑜 侍霊演武 ソウルバスター 将星乱
今回紹介するのは2016年の日中合作アニメ(原作は中国コミック)侍霊演武 ソウルバスター 将星乱です。
タイトルがどれなのか？まずもうここからとっちらかってます。
主人公は歴史が嫌いな男の子孫晨くんです。作中ヘタレと散々罵られていますが、なかなか気概をみせたり、機転を効かせたりと活躍します。
この孫晨くん、あるゲームに参加させられることになります。このゲームは元々張良がしかけたもので、漢王朝を守るために設置されたとか…仙人謀士さまは都合がええな…。
死霊のようになった献帝が漢王朝復活を狙い人間の魂を食らいながら、手下(裏切る気まんまん)に孫晨たちを襲わせます。
孫晨は自分を守るカードを引くと、周瑜のカードでした。
ここでこの周瑜が、美少女武将ということに誰もツッコまないのよ！！
敵に程普さんもでてくるのになにも言わないのよ！びっくりよ。
髪が白くて眼が赤いうさぎちゃんみたいなかわいい少女、頭の防御力がすごい。
たぶん、中国コミック発だから、94年の三国演義ドラマの洪宇宙さま周瑜がモデルかしら？
カードの武将を呼び出して戦わせると、持ち主、主君の霊力を消耗する。一心一体感がある。
カードにされた武将も選ばれるまでは輪廻の空間に閉じ込められて戦に呼び出されるまで待つ空虚。張良先生の仕掛がエグい。
周瑜はね孫晨くんの通う学校をいきなり火攻めしようとする💧イケイケです。
知性はどうした？？どこかに置いてきた？って感じの戦いぶりです。
孫晨くんの友達、凌雲ちゃんはめがねっ娘。周倉のカードを始め使い健闘するも、周倉が敗れ、消失。つぎに最強クラスの関羽のカードを祖父から継承しようとするも妨害が入り、ミニ関羽になってしまう(曹操だったらコレクションに欲しいだろうな)。
謎の不良少年バリイくん。自分で戦える強さ。カードは馬良、眉白い、なんかナルシスト？？
カードででてくる敵メンバーがマイナー揃いなんですよ。派手さもないし。
何晏なんかどうして鉄球ぶん回すゴツイキャラにになっちゃうの？
一騎当千でみんなパンチラしているより謎です。
ラストも次の目指す地点はここだ！みたいなオレたちの戦いはこれからエンドです。
正直おすすめは……うーん。
さて、策瑜に戻りますが、孫晨くんとはなんぞや？
アニメ公開前にインタビューで「孫晨くんは孫策なのか？孫権なのか？」記者に聞かれていたそうです。その答えは「どちらでもない」と。
ガーン！
策瑜じゃないじゃん。
燃えセリフはありまして、
孫晨「周瑜ならうらぎらない」
周瑜からも最後に孫晨くんは、ヘタレから主君に昇格していました。ツンデレでしたが。
三国志要素が微妙に薄められて、おいしくないジュースみたいでした。
孫晨くんの前世がなんでもないことで、感情移入がしやすいとも思えないんですよね。
孫策の生まれ変わりに素直にしといてくれたらなー、もっと燃えるのに。
背景音楽に京劇の音が入っているのは面白かったです。緊張感がでていて。
掠れをいれたり、血の演出は中国の規制にあわせてのものかなと思いました。
