その他(中華趣味)
こんにちは。 更新さぼっている割には閲覧数が伸びていて申し訳ないです。 伸びているのはドールの周瑜くんを見に来ているのかな。 調子に乗って何枚か上げます。 写真が下手でしょうもない。 漢服もいいけど お気に入りヤンキージャンパー! わたしがハマっ…
そよ風が湖面を騒がせる。松林の山があたりに影をなしている。続々と兜や鎧を脱いで逃げ去るのみ。この時の空は暗澹として途切れることなく紅い雲があやふやな模様を描いていた。雨、雪、雷、稲妻が加わり飛ぶ鳥も見えず、獣の気配もない。 ただ一人が枯れ草…
通販はお好きですか? わたしは大好きです。 小学生の頃から通販で本など買い始め、あらゆるものを買う今に到っています。田舎暮らしだからね。で、今回買ったのは匂い袋の中身! 袋付きは売り切れだったので、袋は自作ですよ(笑) 香りというのは嗅いでみな…
夏の鳴き声 夏蝉が盛んに鳴いている。机の前にに座っていた諸葛亮は扇であおぐ。しかし、始終暑いと感じる。かの人を見れば、なんともよろしく、全身に全く汗などかいておらず、ちょうど琴を弾いていてご機嫌が良い様子。 そこで、周瑜に向かって扇を振った…
姜維は食事の箱をもったまま、入口の前で長いことためらっていた。趙雲将軍が何度も何度もよく言い聞かせていた。かならず軍師が部屋で一人でいるときはよくよく注意しろと。本来姜維は邪な存在など信じなかった。しかし、道すがら進んでいくと、途中会う者…
蜀の建興五年、諸葛亮は後主劉禅に「出師の表」をさし出して、北伐を開始した。 周瑜は櫛を入れながら、霜が混じったような髪を手にしていた。鏡で向かい合う人は薄く笑っていた。 「わたしはすでに寿命が近いのかな?」 「孔明は今年で四十七だろう」 「公…
本編から外れた番外 蜀の城警備の兵 甲「おい、見ろ、あれはなんだ!」 蜀の城警備の兵 乙「空のお星様か?」 蜀の城警備の兵 甲「おまえはあんな空を飛んでいくお星様を見たことがあるか?バカ、火のようだ!」 蜀の城警備の兵 乙「じゃあおまえは天に飛ん…
「孔明、なぜこんなことをした?」 はからずも周瑜から口を開いた。 「そう願って、このようにしたのです」 諸葛亮の答えはとてもまじめだった。 「なぜわたしのためにここまでする必要がある」 周瑜は眉をひそめた。 「わたしはすでに死んで……」 「わかって…
周瑜はしばし無言でいた。ようやく考えて口を開く。 「では、このわたしの身体は……」 「元放先生!」 「これは孔明の二十年の寿命と交換したものじゃ」 左慈は諸葛亮が大声で制止したにもかかわらず話していた。 周瑜はその場でしばし硬直していた。諸葛亮は…
それから、何人かが選ばれ諸葛亮の部屋を訪れた。看病するもの。薬を運んでくるもの。見舞いに来るもの。 いつも明らかに小さな部屋がひどく混雑していた。こんな騒ぎは夜になって終わり、やっと休めた。 「チリン」 小さな鈴の音が静寂を破った。だれかが部…
周瑜は諸葛亮の言い訳などきにすることなく、昨夜のことを問い詰めようとすると、突然かわいそうな扉が踏み破られた音がした。それから涙を流しながら部屋に入ってきた。ベッドにいる諸葛亮をみると、頭が痛いような表情をした。 来たのはまさしく劉備であっ…
「昨日はいったいどうしたのか」 怒りでもなく喜びでもない声が自分の懐から低く聞こえた。諸葛亮は苦笑した。さすがに周瑜だ、こうも回復が早いとは。 「もし天にわたしが願ったと言えば……公瑾は信じますか」 「孔明は鬼神の類いを信じるような世事に疎い人…
柔らかく暖かな光が薄らと周瑜の美しい顔の上を射していた。蒼白だった皮膚の色はいささか赤みを帯びて潤っていた。長い睫毛が震え、周瑜はゆっくりと目を開けた。右に顔を傾けようとして、意外なものに触れた。腰には重からず軽からずの力がかかっていた。…
諸葛亮はそれを聞くと苦笑いした。もし手放せるのならとうにしています。ですが自分は泥にはまるようにもはや深みにはまっています……今現在、周瑜を手放したいとも思いません。どうか元放先生このままでいさせてください。 諸葛亮は八尺の身体を屈めて、向か…
数年という時間は慌ただしく過ぎ、今や諸葛亮も周瑜が赤壁を焼いた年となっていた。歳月は諸葛亮の身の上に年を取った証明を残しただけではなく、一種のまさに壮年の独特の魅力を加えていた。もともとぼんやりとしていた若くて意気盛んな様はなくなり、諸葛…
諸葛亮は周瑜に気をつけながら急いで住処に戻った。趙雲を捕まえて劉備の状況を訊ねた。その後、数人の将軍に練兵の強化を命じ、近く必ず出兵があると言い残した。 用事を言いつけ終わったのち、諸葛亮は部屋に戻って、片付けを始めた。周瑜はこんなにも真面…
平和な日々はいつも早くに過ぎて、まもなく秋となった。諸葛亮は長く続く細雨の好天気に乗じて周瑜を連れて出かけた。いわく『民情の視察』であると。実際にはこっそりと市場に行ってその賑わいを見ているに過ぎない。趙雲は諸葛亮について長いので、かれの…
数日後、諸葛亮は趙雲に大きめの傘を買ってくるように言いつけた。趙雲は訊ねた。諸葛亮はただこう言った。 「天気も熱くてね、わたしは傘を差していれば日にやけずにすむだろう」 兄貴が招いた軍師を尊敬している黒い顔は、軍師はほんとうは身体が弱いんだ…
この頃では、諸葛亮はのんびり気ままに過ごしていた。しかし、他のところでは赤い顔(関羽)と黒い顔(張飛)と趙雲が苦労していた。この人達が荊州に鎮座している間は誰も荊州を攻めようとはしないだろう。だが、諸葛亮は毎日自分の部屋に閉じこもったきりで、…
たった今蠟燭を放り出した周瑜は依然として諸葛亮の目の前に座っていた。顔には複雑な驚きを浮かべていたが、内心では早くにこやつを殺したほうが呉と蜀のために害を除くことになるのではないかと思った。そして自分は死んでも、まだ諸葛亮に揶揄われるのか…
この時、益州の牧劉璋が法正を派遣して劉備に張魯を攻めるのに助勢するよう要請してきていた。そこで劉備は諸葛亮と関羽、張飛を荊州の守りとし、趙雲を留営司馬とした。赤壁の一戦、曹操軍は勢いを失っていた。しばらくは大きな動きもないだろう。 (*ここ…
諸葛亮ははっと驚愕した。以前東呉で確かに愛慕の心は表に出していて、道行く人も皆知っていた。ただし彼は怒らず悩まず、明確な返事が来ないとしても、周瑜から見ると、面白半分にやっているだけにも見えた。現在突然この一言で、彼に話そうとしていたこと…
「公瑾ほんとうにわたしは無実の人なのです。わたしは一介の平民です。いささか天文地理は存じておりますが、道教の術はまったく知りません」 諸葛亮は薄く笑い扇を揺らした。 「やはり公瑾がここにいるのはまさかわたしを引き続き脅迫して、孫将軍に蜀を取…
次の日の早朝、諸葛亮と趙雲は蜀の船に乗り込んだ。魯粛ら数名の将軍が見送りにきた。 江東は周瑜を失ったことは確実に国を挙げての悲しむべきことで、孫権さえも自ら葬儀に赴きました。今、数名の将軍と魯粛が諸葛亮、趙雲を見送るのは礼に適っている。 船…
「伴君左右」(あなたのそばで) 亮瑜啊亮瑜先生 彼は自分がどこに行くべきかわからなかった。あるいはどこに行くかとしてもだれかが連れていくのかもわからなかった。彼は自分の棺の上に座っていた。 彼は他人が彼を冷たい棺に納めるのをその目で目撃し、その…
https://muse3594.hateblo.jp/entry/2020/05/13/161901一年以上前にふせったーで呟き、さらにブログで転載しておりました愚痴が、ある親切なお方の目にとまりました。 それで、読みてー!読みてー!と願っていた「孫権が周瑜を監禁する」お話「流年」を読む…
東呉武将から腐女のみなさんにおくる手紙AnnaLoki 先生魯粛 私は盾に矢を射ることができるので、私のことをウサギと言われたら「出ていけ!」(スリキンで魯兎子と言われていた)と言っていました。 私は公瑾に初めて会ったとき、彼に穀物倉ごと貸した。彼がハ…
東呉武将から腐女のみなさんにおくる手紙AnnaLoki 先生周瑜 私はいつも寛大なので、徳の高い人に嫉妬することなどありません。 血を吐くほど怒るのはナンセンスです。 私や伯符を罵倒するにしても、誰が誰の家に住み、誰が誰を追いかけ、誰が誰のお金を使っ…
東呉武将から腐女のみなさんにおくる手紙AnnaLoki 先生孫権私は子明とは兄弟のような関係で、彼が優れた才能を持っていたので、彼を最高位に昇進させ、彼の言葉に従いました。彼を私の奥の部屋に連れてきて病気を治し、彼が良くなっていくのを見て、笑ったり…
東呉武将から腐女のみなさんにおくる手紙AnnaLoki 先生孫策 オレは公瑾と同居したからといって、結婚したわけではない。 戯という言葉は、以下のように、戯れかかるというよりは、むしろ冗談のような意味で使われるのだ。 公瑾の才能を知っていて、一人で大…