一日一策瑜 「長壮」ご存知、三国志の周瑜伝に出てくる言葉です。 今は無き某国のサイトからのネタ。 「日本のネット上で見られる周瑜の成人するとともに立派な風采を備えた（＊ちくま）の訳はおかしい！格好いい奴は幼い頃から格好いいに決まってる」 一理…

一日一策瑜 「張公」呉では、孫郎、周郎と人気があった策瑜の二人ですが、この他にも、慕われていたのが張昭こと張公でした。 張昭の屋敷の近くの橋は張公橋と名付けられています。古代より水利事業に成功した人は英雄でした。 張昭もその一人で、今の南京の…

一日一策瑜 「羽扇綸巾」 蘇軾の詩で有名な《念奴嬌》の一節、 「遙想公瑾当年 小喬初嫁了 雄姿英発 羽扇綸巾 談笑間 檣櫓灰飛煙滅」 この、羽扇綸巾は誰の衣装か？ この詩が読まれた当時の宋代、周瑜のイメージ（主に文人階級で）は儒将でした。 戦場でも頭…

SHADOW影武者ひきずってます。予告編 https://youtu.be/cCH5YGRyb_w つい呉で考える。堅パパと呉夫人がゴッドファーザー・マザーで策（月で陰）、権（太陽で陽）、登（多分図讖で太陽で陽）、亮（月亮で陰）、休（停止または景帝で陰）、皓（日偏だと太陽で…

https://twitter.com/3Amud/status/1189999044233293824?s=19三国志三大寡婦といっつも言ってるけど、どのくらい通じてるのか不安になってきた（今更感） 君臣は夫妻のごとく恩愛があり、ピッタリ離れないのが理想らしいよ。 ましてや高位の臣下はね。 三大…

一日一策瑜 加野厚志先生『孫策』 PHP文庫ですよ。でも、中身は一部薔薇がバックに舞うお耽美モードありです。この部分801脳数十年歴の自分でもちょっと理解不能。「周郎には血なまぐさい戦場よりも香しい花畑が似合う」とかね。妄想の入り込む余地無く策瑜…

柳宮燐老師についての思い出。柳宮燐さんは台湾の方です。 輸入代行で三冊買ったあと、今度は海外旅行もしたことないのに、台湾行きを決め、「有没有柳宮燐老師的書？」と自作したミニボードを持って台湾の大小書店を廻ること十数軒。 結局なくて博客來で『…

一日一策瑜 柳宮燐先生まつり其の二 柳宮燐先生『策馬天下』下巻 全編策瑜の少年時代。 読んでいて幸せかつ泣ける下巻。 策瑜の初めての手合わせ（そのままの意味だよw）散々孫策の豪腕にやられた周瑜は最終手段をとります。非常に恐ろしい子どもです。（加…

一日一策瑜 柳宮燐先生まつり其の一 柳宮燐先生『策馬天下』上巻 台湾の作家さんです。全編が #策瑜 読んでいて幸せ。 美麗な画で史実ベースの重厚な雰囲気と少年たちのみずみずしい友情が育まれる様子が描かれます。輸入代購で割高に買いましたが一片の悔い…

一日一策瑜 柳宮燐先生まつり其の三 柳宮燐先生『柳色三國之亮瑜無雙』三国志にまつわる様々なことを描いたイラスト・漫画エッセイ？をまとめたもの。 後ろに数名だけ美麗な人物デザイン集があり。 ちゃんと策瑜もですよ。 袁術を籠絡するのに女装する孫策も…

一日一策瑜 陳老九先生 同人小説《自古名将如美人》ノリが楽しい文章で孫策が可愛い。 しかし、私には訳すのが手に余る。 でも最後のシーンはよくわかった（笑） 孫堅パパも孫策も身内が揃うまで転生しないと言い張る。 孫権ほか孫一族、劉家、曹家、諸葛家…

一日一策瑜 「周瑜のお墓」孫策のお墓は盗掘に遭い、しかも再開発で壊されてしまったという悲しいことになっています。 周瑜のお墓は衣冠塚がたくさんあり、本当の遺体のあるお墓は不明です。 わたしがここだったら夢があるなぁと妄想したのは、南昌瑶湖説。…

一日一策瑜 「周瑜と周家」孫権の周瑜死後の子どもや、親族達の扱いが冷たいという説があります。 私は周胤は妹の孫登妃の周徹を通じて太子に接近して、危険な外戚の兆候として、軽い罪で流刑に遭ったのではないかと考えます。 周胤の公安での上司である諸葛…

一日一策瑜 原作 Daysy2先生作画 あず真矢先生「三国志恋戦記 江東の花嫁」乙女ゲームのコミカライズなんですね。 未プレイで読みました。 乙女ゲームなので主人公を巡って三角関係勃発か？と思いきや… かなり生きの良い孫権。可愛い尚香ちゃん。 こまっしゃ…

一日一策瑜 井波律子先生『三国志曼荼羅』「周瑜伝」周瑜伝といっていますが、孫堅の時代から解説してくれています。文章の勢いがよくて疾走感が孫家にぴったりです。 《「陰険」な策謀家袁術との腐れ縁》は笑ってしまいます。《いっこうに頼みがいのない袁…

一日一策瑜 「風を呼ぶ男」ある同人短編小説を紹介したかったのですが、見あたらず、頼りにしていた某文学サイトも封鎖状態で、焚書にあった儒者（ﾜｼｬ腐れ儒者か）の気分です。 薄幸。 粗筋は、急死してしまった孫策は未練があり、 黄泉の鬼卒達に急かされて…

一日一策瑜 「雷を呼ぶ男」 『晋書』芸術伝から戴洋さんという占いの得意なちょっと霊界系？の人の話から。 部分的に拙訳失礼。 时梁国人反，逐太守袁晏。梁城峻险，约欲讨之而未决，洋曰：“贼以八月辛酉日反，日辰俱王，辛德在南方，酉受自刑，梁在谯北，乘…

一日一策瑜 高希希監督ドラマ『新三国』第34集 「小覇王の死」葬式回ですね。やけに冷静な孫権（凄く怖い）、孫策と大喬との別れ、大喬の苦渋の決断（このドラマの張公全体的に黒いな）が印象的ですが、策瑜としては周瑜の泣きシーンの連続でしょう。 悲報を…

ミニ小ネタ「蜀錦」周瑜「時は今、出兵して益州を獲るべきです」魯粛「あいや、待たれよ。曹公は巨大。ここは劉備殿と結ぶべき」孫権「う～む」呂範「私は公瑾殿に賛成ですな（ｼｮｯｷﾝ ｼｮｯｷﾝ ﾜｸﾃｶ）😋」周瑜・魯粛・孫権「（あいつ蜀錦欲しいだけだろ！）」

一日一策瑜 「三国志オタク倶楽部 其の二」引き続き蘇軾さんです。蘇軾さんは有名な「念奴橋」や「前・後 赤壁の賦」と三国志をテーマにしたを作っています。 孫郎・周郎ときたら三国志通り孫策、周瑜と二人の颯爽とした青年英雄として訳すのが詩では通説な…

一日一策瑜 「三国志オタク倶楽部 其の一」策瑜好きというか、三国志好きな人は過去にもたくさんいたでしょうが、文献ではっきりわかるのはこの人。 蘇軾さんです。 政治家、詩人、画家、書家そしてグルメだったり文化人の極みみたいなひとです。 辺鄙な所に…

一日一策瑜 「韓信の剣」『太平御覧』《剑中》 陶弘景《刀剑录》曰：吴孙权赤鸟中有人得淮阴侯韩信剑，帝赐周瑜。 呉の孫権の赤烏年間中（238～251）、ある者が淮陰侯韓信の剣を発見した。帝はこれを周瑜に下賜した。 韓信と言えば、楚漢戦争の立役者ですよ…

一日一策瑜 「ソフトな誘拐犯？」周瑜は意外と人材ハンターです。欲しいと狙ったら逃がさない（笑） 魯粛の場合、三国志では蔵を一つポイと簡単にくれて、魯粛自身も周瑜に付いていくことになっていますが、民間伝承では、なかなか手強いことになっています…

一日一策瑜 「ソフトな誘拐犯？Part.3」周瑜が一番最初にゲットした人材、それは後の主君であり、義兄の孫策でした。 十代の少年が同年の少年に会いに行く。そして、その家族ごと自分の家の一部にに引っ越しさせる…（攫ってくる）。 この行動力、いったいど…

一日一策瑜 「ソフトな誘拐犯？Part.2」 周瑜さんは狙った優秀な人材は逃しません。 龐統さんの場合、魯粛さんの時とはまた違ったgoing my way な部分を発揮しています。 『太平御覧』に引く《荊州先德傳》という書物では周瑜が無理に迫って龐統を部下にした…

一日一策瑜 「易経」難しい本です。我が師によれば、停止であり、変化でもあるそうで…やっぱりわかりません。 孫権は呂蒙に学問を勧めた時に、 「易経は読んでない」 発言をしています。そのためか、易、天文学者の扱いに冷たいです。代表は張紘、虞翻、陸績…

一日一策瑜 藤森ゆゆ缶先生「キューティ三国志 尻壁の戦い」電子書籍コミック超問題作？ノリのよいエロティックコメディBL三国志（演義）です。※※※ まじめな方、BLに理解のない方、孔明先生、周瑜さんを神聖視している方はやめといた方が無難です。 でも、な…

一日一策瑜 「青年団員？周瑜さん」百度の周瑜についての項目で後代の評価というのがあります。掉尾を飾るのがこの方、毛沢東。 （ちなみにわたしはのんびりやのノンポリです）毛泽东：周瑜是个“青年团员”，当东吴的统帅，程普等老将不服，后来说服了，还是…

一日一策瑜 孫呉の人先生「有言実行中護軍 シュウコウキン」孫呉の人さまは、ニコニコ動画では呉の民には有名な方です。その孫呉への愛の深さでは尊敬しております。 シュシュトリアンという魔法少女の特撮ドラマのテーマソングの替え歌です。 中護軍とした…

一日一策瑜 陳某先生『火鳳燎原』赤壁編pick up 百度の水鏡八奇の周瑜の紹介部分。 「～擅长观察天象水势，被称为“水战无人能敌”。真正掌握了《孙子兵法》的奥秘～统兵之能获水镜先生评为最强，却不擅长内政。～」雑な訳（～天候気象水勢を、視ることに長け…