2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧
孫権はその場で呆然と立ち尽くした。 ややもして大声で泣き始め、涙も鼻水も全て流れ出してきた。 呉夫人が部屋の中から走りでてきてあやそうとしたが、それもならず、孫権を部屋の中へ連れて戻った。 孫権は榻床の上でだだをこねていた。やがて涙もおさまる…
漢語力向上と日本語力向上を狙って、翻訳してみます。蟻の歩みです。 策瑜、権瑜(?)のコミカル同人小説です。細かいネタの練り込み方がツボに入ります。 惜しいことに未完なんだよなー。 先が気になるお方は https://www.hotbak.net/key/%E5%8E%9F%E5%88%9B…
結論からいうと、わたしの期待した 「周瑜は〇〇の香り!」 みたいな単純な答はなかった。 さすがプロである。 いっつも萌トークで言っているネタでも、論文として構成したらこうなるのか、と感動した。いきなりさ、三国志演義で美しい人物は 「馬超、呂布、…
二陸がすごい。 詩で故郷を思ったり、文化的素地の楚辞を下地に蘭、谷などのキーワードを入れてくる。 谷は華亭の故郷をさすこともある。 黄耳ちゃんもちゃんとでてくる。 黄耳の冒険の様子で水郷、河川が入り組んだ地形が表されている。 亡国出身の宮仕えっ…
第二部 ローズマリーの香り。曹操はお香は好きでは無いらしい?? 豪華、華美なものを嫌ったから?個人的にはお酒を飲む、造るひとだから香りは邪魔だったのかな。あと、忍び歩きしていても匂いでばれるから護身のためにとかね。曹丕は大好き。馬が嫌がるほ…
詩がむずかしいな。 ここから難関。 でも面白いので発見。 「蘭湯に浴し、香芷に沐す」~乾燥した香草(藤袴?)と香附と白芷?(漢方) というのが楚辞にあるとな。 中国後宮ドラマでよくある、贅沢花びらお風呂シーン。あれは健康にする実用性と、神聖な儀式で…
p6 雪中送炭 せっちゅうそうたん。困っている人に物資などを送って手を差し伸べ、助けること。 p6 叔弼、季佐。しゅくひつ、きさ。孫権の弟たち。孫翊、孫匡。 p8 温泉。グーグルマップで南京周辺に出てくるから、あると思う(笑) p10 春の出水。はるのしゅっ…
p2 堕馬髻 だばけい。後漢の跋扈した権臣梁冀の妻孫寿が考え出したとされる髪型。髷を後頭部より下に下げて束ねたような形。 p3 雅言 がげん。漢代の共通語。これを知らないと地元以外に官に就けないから困る。 p6 仲異 ちゅうい。孫瑜のあざな。孫権の従兄…
完結しました。マイ同人誌『流離』と『流離 弐』 ありがたいことに感想をいろいろ頂きました。嬉しいです。 策瑜、権瑜本なんですけれども、圧倒的に呂蒙が人気!主役達はちょっと人間としてダメすぎるからか!? あと、虞翻さんは、みんな虞翻「さん」呼び…