策瑜で三国志ブログ

一日一策瑜 再録しました。三国志、主に呉、孫策、周瑜について語ってます。基本妄想。小ネタを提供して策瑜創作してくれる人が増えたらいいな。

流離 注

p2  堕馬髻 だばけい。後漢の跋扈した権臣梁冀の妻孫寿が考え出したとされる髪型。髷を後頭部より下に下げて束ねたような形。
p3 雅言 がげん。漢代の共通語。これを知らないと地元以外に官に就けないから困る。
p6 仲異 ちゅうい。孫瑜のあざな。孫権の従兄弟。周瑜とはいいコンビだったようである。奮威将軍。
p8 机案 きあん。つくえのこと。
p8 明府 めいふ。地方長官への敬称。
p13 孫権の字。隷書・草書・行書が巧み。 
p17 素服。そふく。素は染めていない白地のこと。喪服。
p18  蓬の灰。勘違いである。ハマグリなどの焼いた灰を、流行病の感染防止に撒く物らしい。
p31 瑾瑜。きんゆ。美しい宝石、玉のこと。
p32 丁字。ちょうじ。クローブ。スパイス。清涼剤として口の中で噛むことがあった。呉が一番香料は豊富。
p35 管家。かんけ。執事。
p52 酢漿草。かたばみそう。マニキュア。
p57 太史公書。たいしこうしょ。史記のこと。三国時代あたりから史記とよばれるようになったらしい。
p59 雲鬢。うんびん。雲のように豊かで美しい髪、まげのこと。
p64 匈奴。きょうど。だいたいモンゴル高原一帯を中心にした部族。
p64 身毒。しんどく。インド。
p64 烏戈。うか。中国南部、ベトナムあたり。
p64 安息。あんそく。ペルシア。
p64 大秦。だいしん。ローマ。
p73 李夫人。銭塘、呉夫人について孫家にやってきた媵妾(ようしょう)。比較的身分の高い側室という設定。
p84 歩揺。ほよう。ティアラ的な髪飾り。歩くと揺れて音が鳴ることから。
p85 四色の綬、荊山の玉、金印の指輪。全部皇后の格式通り。偏将軍より出世じゃない?
p90 砂盆。さぼん。砂でつくった地形図。立体的でわかりやすい。
p104 紙銭。しせん。嘘である。この時代にはまだ無さそう。揺銭樹という金属の銭のなる木を死者に送る。いきなり銅板叩きはじめたら場面台無しじゃん?
p105 青梅竹馬。あおうめたけうま。幼馴染み。
p107 趙夫人。占いの名人趙達の妹。本人も機織り、刺繍、縫い物といろいろ巧みで地図を作るなど逸話が多い。
p111 孫策の廟。孫権はなぜか孫堅より孫策の廟を大事に祀っていた様子が残る。病気平癒も願ったりしている。それは孫策に不向きじゃないのか??
p112 曹不興。そうふこう。名のみ残る。名画家。絵についてしまったシミをハエに描き直して誤魔化した人。
p141 貉の雌。むじなのめす。南方の人間を罵るときに貉と呼んだ。
p144 黄巾の教え。青州黄巾の残党か。
p150 玉製の櫛。乾燥している髪は玉製、濡れ髪は木製の櫛。

弐につづく!