策瑜で三国志ブログ

一日一策瑜 再録しました。三国志、主に呉、孫策、周瑜について語ってます。基本妄想。小ネタを提供して策瑜創作してくれる人が増えたらいいな。

捜神記のお魚ちゃんと同人誌の宣伝。

捜神記から、雑な訳でご紹介。
「南州の人が使いで(交州?)犀の角の簪を孫権に献上しにやってきた。船は宮亭の廟(周瑜と程普が調練した場所だ!)で安全祈願をした。神は命じて『おまえさんの犀の角の簪をくれないか』役人は恐れてできなかった。突如として犀の角の簪が前に現れた。神はまた言われた『石頭城についたら返すから』役人はやむを得ず、ついに捧げた。自分が簪を失い、死罪になると思った。石頭城に着くと、たちまち大きな鯉が現れた。長さは三尺ほどもある(72㎝くらい?)。躍り上がって舟に乗ってきた。これを捌くと、中から簪が出て来た」

不思議な話ですね。神様も律儀。
この鯉というのが、魚(ユ)から瑜を連想させるのです。

このネタと『古今刀剣録』の韓信の剣の話を絡めた同人小説がありまして、掌編なのですが、とても小ネタを煮詰めたいいお話となっております。

晋江文学城 大胖桃子先生「還剣」
http://www.jjwxc.net/onebook.php?novelid=1908824
瑜権…というところが…いや、別に魚だからいいのですけれど。

ついでに宣伝。
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わたしの書いた孫権×周瑜孫策×周瑜三国志・BL小説『流離 弐』が出ました。
これで完結です。
この表紙のお魚は金魚(リュウキン)ちゃんですが、この捜神記のお魚ネタを思い出してデザインに入れてもらいました。
一冊目同様、しまや出版さまのデザインです。繊細なレインボー箔の水草がきらきらして美しいです。
えっちなBLのみならず、中国後宮ドラマのエッセンス、呉の歴史をわたしなりに解釈して濃厚にブレンドしております。
どうぞよろしくお願いします。
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https://muse3594.booth.pm/