策瑜で三国志ブログ

一日一策瑜 再録しました。三国志、主に呉、孫策、周瑜について語ってます。基本妄想。小ネタを提供して策瑜創作してくれる人が増えたらいいな。

読みかけ。張雲風先生編著『中國后妃事略』

家族が珍しく華流ドラマを見てまして。それも宮廷ものだったので、「主人公のってるかな?」と引っ張り出してきたのがこれ。
張雲風先生編著『中國后妃事略』
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高雄の茉莉二手書店で買った古本です。
残念ながら主役ちゃんは載ってませんでした。
でも、ほかのキャラクターが載っていて面白かったです。事蹟平々ですって。それをドラマチックに描くから脚本家さんはすごいですね。

三国時代関連も、
何皇后
伏寿と曹節
甄妃
孫桂香
潘皇后
楊艶と楊芷
賈南風
と結構載ってます。

呉の民としては、孫桂香ちゃんと潘皇后さまから。

桂香ってどこから来た名前なんだろう?
いきなり、「才捷剛猛、驕貴奢侈」
後者はともかく、前半女性に使わない形容だ(笑)
この章、中身は劉備の奥様の歴史。
そして孫権の妹登場!
劉備には三つの恐れているものがあった。
北に曹操、東に孫権、内に孫夫人、脅威が同レベルか?
さすがは諸兄の風あり!
そして、孫夫人が去った後は、すぐに忘れて、あたらしく呉夫人を娶りました、とさ。

孫夫人は帰った後、どこでくらしたのかしらね。
孫権の側?家族で暮らした想い出のある呉?

潘皇后は、「無徳無才、嫉妬刻薄」すげー!!
この章も孫権の夫人列伝。劉備と違うのは、娘の魯班ちゃんが暗躍いや活躍?するところ。
あと、性格マシなの袁夫人、ややマシ?歩夫人。
美人が好きなのね。権ちゃんは小さい頃から美人を見てきたから顔にはうるさいのね。

個人的な感想。

潘皇后は一応、孫権をしっかり疲れるほど看病する優しさはあるようなんだけどな?
袁夫人を陥れたり悪いけれと、前漢呂后の故事を調べるとか嵌められたっぽくないかな?

潘皇后絞殺事件も宮人だけではやらないと思うな。いくら日頃恨み買っていても。
裏で操るとしたら、後宮に伝手ありで、出入り可能な魯班ちゃん。弟を操るのに邪魔な潘皇后は消す。

第二候補、孫権後漢外戚の害を知っているから消す。皇后も長らくたてなかったくらいなんだから、なおさら皇太后は要らない。
あと、陳武の愛妾を殉死させちゃう人だよ。自分もお気に入りの皇后を連れて行くくらい考えるかもね。わー猟奇的。

これだから、宮廷ものはたまらんですな。