臨時 一日一策瑜
勝手に初陣説!
みなさん、ドラマ・スリキンのちびっ子孫権覚えてますか?すっごく可愛い子役。
賢くて(なんだったらお兄ちゃんの孫策は脳筋で💧)賢くて、天才児。曹操にほっぺたムニムニされてたあの子。
でも、戦場に着いていって、父の死に目にもあってしまうんだな。そして、遺体の引き取りにも成功している。
(成人孫権を演じたチャン・ボーさんは腹黒い腹黒いと視聴者から言われて、「あんな小さい時分から戦場に連れられていろんなものを見聞きしたら、そうなるよ…」とぼやいていた)
実際は、いくら天才児でもちびっ子はふつう連れて行かないと思います。十五?二十?二十三?あたりの年齢が兵役開始だと出てきます。
曹丕とかは特殊?(これも性格が…)
これは戸籍にのってるのが前提で、故郷を追われた志願兵だと、この限りじゃないでしょう。
で、策瑜が初陣していたらおもしろいな(素人の勝手な目線)と思うのが、黄巾賊による廬江攻めによる籠城戦。調べていくと興味深い。
年代は書かれて居らず、中平元年(184)か二年(185)の舒城に黄巾軍が攻めてくるの。それを時の太守が指揮して住民の総力戦で籠城して守りきる。
成人男性は軍として組織し、まだ幼い男子は水を汲ませて燃えている城郭の消火活動をさせる。
見事撃退。
その後、舒から離れた安風でも賊の蜂起が興る。これも太守さまが軍を率いて頭目を討ち取って、元賊の仲間達は農具を与えて許し農民とした。
かっこいいー!
この太守さまがですね、羊續さんというんですよ。
羊でピンと来た方いるでしょう?
そう、あの羊祜のお祖父さまなんですね。有能な一家だな。
(めっちゃ清官だったので、家族は貧乏で苦労したみたいです…)
妄想としては、引っ越してきたばかりの孫策が、父親の遠征についていけなくてがっかりしていたら、なんと自分たちが攻められることに!
孫策と周瑜ふたりで太守さまの羊續のところに志願しに行くわけですよ。
それで、消火バケツリレーの責任者に指名されたりしてね(笑)
その敵の火矢の激しさにうんざりして、後年「やっぱり火攻めは強いな」とか思っちゃったりして…。
聡明な少年に直接戦わせなくても、籠城してみて、周りを観察し、体験するだけでも、その戦の難しさとかわかるんじゃないでしょうか。
あと、太守さまに簡単に会えそうな感じが、羊續さんの伝を読むと感じる。清廉だけれど、陸康さんほどお堅くなく、素朴な方のようです。
策瑜のふたりを意識せずして軍略家(火攻めキャラ)にした羊續さんから、その孫、羊祜と陸抗(孫策の孫)で対決。
面白い因縁じゃないですか?