臨時 一日一策瑜
お酒はほどほどに?
お隣の国のDさんという方のエッセイを読んでいましたところ、例の周瑜の爵が三度巡っても曲の誤りに気づいたエピソードを説明するのに、
「三爵は三升、現在で4.5キログラム」
と説明していたのですよ!
飲みすぎ!急性アルコール中毒にならないの?
「濁り酒、清酒のどちらでも20度はないだろうけれど、その酒量は少なくない。」
少なくないどころじゃないわ!
どうもこの先生は現代度量衡で計算して恐ろしいことになったのかな?
爵は温酒器、飲酒器のこと。
また、爵は一升とされていたとのこと。
「傷寒論の度量衡」というPDFを発見したら、昔の(傷寒論の書かれた後漢)一升はいまの1合1勺強で、だいたい200ccくらいに相当するとのこと。
すると、三爵は600cc、酒量としては普通かちょっと強いくらいかな?
ビール中瓶くらいですかね?あるいはワイン一瓶。
ストロング缶隆盛の現代では弱く見えますが。
飲み方が現代よりゆっくりなんで、アルコールの回りが違うと思うのです。
宴会では、お互いの飲酒の量を平均するのがお作法で、主が自らお酌して回ることもあるので、そりゃ時間かかる。
自分のリズムでは飲めないですよね。
あとどうも一気飲みらしいんだな。(ツライ)
のみきって杯を傾けて中身が無いのを示す。
カフェインとかもないし、アルコール耐性も人それぞれでしょうしね。唐辛子もまだない。昔の人って刺激物に弱そうなイメージ。
4.5キログラムのアルコール飲料は飲めないと思うんですけど……まさか、周瑜くん、びっくり人間系?
孫権さんちの宴会ってこれが普通なのかしら?
兵糧大丈夫?