策瑜で三国志ブログ

一日一策瑜 再録しました。三国志、主に呉、孫策、周瑜について語ってます。基本妄想。小ネタを提供して策瑜創作してくれる人が増えたらいいな。

歌う大都督♪

臨時 一日一策瑜

歌う大都督♪

黄維徳さんが新三国で受賞したかなり前の映像。
周瑜が音楽が堪能だったことから?いきなりワンフレーズ、新三国のエンディングテーマを歌います。
https://m.bilibili.com/video/BV15s411a7yv?from=seopage

スピーチは、ワタシのリスニングでは聞き取りが厳しいな…。
でも、「謝謝、沙溢。謝謝、張博。」と孫兄弟に御礼をいってますね!
うふふ。

わたしは二手CD店で探して(黄維徳さんのCD探してます、って言ったら、ニヤーっとお店の人に笑われた)、「愛情鳥」と「好Man」もってます。
好Manのセクシーショット
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微妙なボディライン❤
日本みたいにガチムチは好まれないらしい。
(頭脳労働者が伝統的によしとされるので、日焼け、筋肉質はいまひとつ…ほっぺがふっくらしてるくらいがよいらしい)
曲では「小心女人香」がポップで好きです。

久保田利伸さんのカバーもしてるみたいですね。

歌手でデビューしたけど、俳優の方がずっといいと思う。
「流星胡蝶剣」はアイドル系?の若い子とベテランの間で一人だけ、シェイクスピアを演じているような重厚さでした。

「クイーンズ」も大ベテラン揃いの女優陣の中でも華があったし、楽器の演奏シーンが上手かった。多分このいろんな楽器を弾きこなす演技が、周瑜役に繋がった?(新三国では最初趙雲で呼ばれたけれど、役柄は転転として最終的に周瑜役になったとか)

新三国の後もメイン級の役で活躍されてます。
(見たいけど追い切れて無くて残念💧)

読みました。『三国志 正史と小説の狭間』

満田剛先生『三国志 正史と小説の狭間』

読み応えありました。
ただ、呉の民としては狭間にあっても、呉はどこか仲間はずれ?主軸は魏と蜀の対決なんだなぁ、と。

ですが、ちょくちょく小ネタがおもしろく充実していて、へぇーの連続でした。
前回の支謙さんのことも詳しく載っていました。
魏と蜀は絹織物、特に蜀は錦官を置いて力を入れていた。呉はよくわからないが(しょぼん)、麻織物が盛んだったと。絹より麻の方が涼しくて好まれたのかな?暖かくて成長効率がいいのかな?

魏延長安侵攻ルートのダメ出しは、わかりやすかったです。
道が悪いという情報、敵にやり手がいる、細作とかいるはずでしょうに、情報戦で負けているのか漢中太守さま。

一番衝撃的なのは走馬楼木簡の解読があと百年はかかると言う話!
壮大だね三代ぐらいかけての大仕事ですね。

家庭教師の支謙先生。

今日は支謙さんの謎をわたしなりに書いてみたいと思います。

別名を越。字が恭明。
もとは月支国の人で、祖父の代に一族数百人を率いて漢の霊帝時に移住し、交易と仏教の伝来をした一族です。
交易と仏教の訳経をしていたせいか、六カ国語に精通していたといわれています。(超うらやましい~分けて欲しい、その言語センス)
なかでも、訳経では、それまでの音訳から老荘思想を取り入れた意訳を用いて訳したり意欲的な人です。
十歳のときに漢語の書籍を学び、十三歳のときに胡語の書籍をマスターしたという天才。
支婁迦識の弟子の支亮から仏教の教えを受け、通暁した。
支謙さんは在家の仏教徒で、出家していないために高僧伝でも、オマケ扱い。その辺残念ですね。
献帝の末年に、呉へ移住。

建安末期、南陽郡から呉へ住民が大量に移住した事件があるんですよね。支謙さんも許昌近くや南陽あたりで商売してたのかな?南陽も人口多いところですもんね。

でも、なぜこのタイミングで呉へ行ったのか?
いよいよ、漢から魏へと禅譲が秒刻みとなり、仏教徒をめぐる環境にも変化があったのか、ありそうな雰囲気だったのかもしれません。
曹操青州(黄巾)軍を率いていましたが、曹操の死と同時に解散しました。
曹操曹丕では宗教に寛容さが違うと思われるようなことがあったのかも知れません。

たんに呉に仏教の素晴らしさを広めてやるぞ!と意気揚々と移ってきたのかもしれませんね。

呉の孫権としては、このスーパーマン賢人を諸手をあげて歓迎したらしく、博士として迎え、太子の家庭教師にしました。

はて、この太子とは?

支謙さんは太子が即位して、家庭教師を辞めて山で訳経に専念するようになった、とあるので、この太子は孫亮にあたるでしょう。

また、韋昭と同僚だったともあるので、孫和も教えてたかもしれません。

孫和を教えていた関連で、孫和の廃太子に連坐している様子もないのです。知恵袋と謳われ、博士として大事にされてます。渦中に巻き込まれるほど近臣ともいえず、メインの家庭教師でもなく、諮問機関のスタッフの一人のようにも思えます。いっぱい訳経する時間も確保できているし。

そして、もうひとり、孫登。
建安末期だと、ちょうど太子になる前で、いい感じに太子に付ける家庭教師のひとりとして採用されるのにいいタイミングです。
孫登の遺言には「黄老」の言葉が入っているんですが、これ仏教も含んでないかな?と思うのです。本当は黄老仏と言いたかったのでは。支謙さんは老荘思想にも造詣が深く、そのあたりも孫登に手ほどきしていたのではないかと。
それと問題発言の「孫和に位を譲りたいと考えていた」←コレ!
孫登は生母が身分が低く、養母の徐夫人は孫権と別居状態と後ろ盾が危うく、道義的に歩夫人とは距離を置いた付き合い(それでも、周家を通じて魯班とは近い位置かもしれない)。
弟の孫慮、孫和ばかり可愛がる孫権
それでも、まじめに太子を務め、人々の支持を集めていました。後の泥沼化した孫和から見れば、孫登はなかなかのサバイバーだと思います。
「孫和に位を譲りたい」
言うかな?
人々の期待を裏切ってまで、太子の位を譲るのなら何らかの理由があるはず。平和的に位を讓るのは伯夷、叔斉の例、後漢の明帝の例があります。
そして、仏教ならお釈迦様本人が王子様です。まさに王位を捨てた例。
あんまり孫権が孫和を猫可愛がりしているのを見たら、身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、とでも思いたくなるかもしれません。
政策的にも軍事を孫権が握っているせいもありましたが、孫登は民を思いやる方向です。
(孫和→孫皓に正統性の御墨付きを与えてくれた存在でもあるので、⤴アゲ気味だとは思います)
孫登の行動はノーブレスオブリージュを守り、全体的にそつがないんですよ。
支謙さんの薫陶を受けたかもよ?

わたしの妄想としては、三人とも支謙さんが育てた!
メインの先生ではないけれど、孫登にはかなり影響を与えたかもよ?

豆花の想い出。

豆花の話をしたいと思います。
豆花ちゃんじやなくて。
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枋寮という港町に行ったときのことです。
港の「陳玉合さんの屋台」(有名らしい)でしらすお好み焼きとしらす揚げを食べ(しらすの量が半端なかった…)、デザートにチェックしていた「港伯氷品」で紫いものダンゴ?の入った豆花を食べようとしたら、店のおじさん「現在、没用」(今はない)とおっしゃる。じゃあ、マンゴー雪花氷でも頼んでみるかな…と考えていたら、おじさん「你喜歓紅豆嗎?」(おまえ小豆好きか?)ときいてきた。
「是。喜歓。」(はい。好きですよ)

じゃあ、紅豆ひとつな。

おじさんに決められてしまった!
「請等一下!」(ちょっとまってー)がでなかったわたしも悪い。NOといえない日本人。ワタシもそうだったのかー!
結果的には、小豆もぷりっとして、豆花もぷるん、うえにかかった氷もちょうどよい大きさで涼しげ。
美味しかったです。
扇風機もレトロで薄暗く狭いお店で、昭和の懐かしさがありました。また、行ってみたい。
後からきた、婦人客にも同じこと言っていた(笑)
小豆好きか?じゃあ、小豆な。って。
よく食べそうな、男性客は「総合」(トッピング全部のせ)芋は入ってない。を買ってましたね。

あの味食べたいなぁーと買ったのがコレ↓。
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豆乳一リットルでいいんだ。と思って買ってきたら900ミリリットルしか入ってないの!
硬めにしあがりました。
もうちょっと、ぷるん、ぷるるん、なんだよなー…

ちょっと豆花食べたい欲が収まりました。

勝手に初陣説!

臨時 一日一策瑜

勝手に初陣説!

みなさん、ドラマ・スリキンのちびっ子孫権覚えてますか?すっごく可愛い子役。
賢くて(なんだったらお兄ちゃんの孫策脳筋で💧)賢くて、天才児。曹操にほっぺたムニムニされてたあの子。
でも、戦場に着いていって、父の死に目にもあってしまうんだな。そして、遺体の引き取りにも成功している。
(成人孫権を演じたチャン・ボーさんは腹黒い腹黒いと視聴者から言われて、「あんな小さい時分から戦場に連れられていろんなものを見聞きしたら、そうなるよ…」とぼやいていた)

実際は、いくら天才児でもちびっ子はふつう連れて行かないと思います。十五?二十?二十三?あたりの年齢が兵役開始だと出てきます。
曹丕とかは特殊?(これも性格が…)
これは戸籍にのってるのが前提で、故郷を追われた志願兵だと、この限りじゃないでしょう。

で、策瑜が初陣していたらおもしろいな(素人の勝手な目線)と思うのが、黄巾賊による廬江攻めによる籠城戦。調べていくと興味深い。

年代は書かれて居らず、中平元年(184)か二年(185)の舒城に黄巾軍が攻めてくるの。それを時の太守が指揮して住民の総力戦で籠城して守りきる。
成人男性は軍として組織し、まだ幼い男子は水を汲ませて燃えている城郭の消火活動をさせる。
見事撃退。
その後、舒から離れた安風でも賊の蜂起が興る。これも太守さまが軍を率いて頭目を討ち取って、元賊の仲間達は農具を与えて許し農民とした。

かっこいいー!

この太守さまがですね、羊續さんというんですよ。
羊でピンと来た方いるでしょう?
そう、あの羊祜のお祖父さまなんですね。有能な一家だな。
(めっちゃ清官だったので、家族は貧乏で苦労したみたいです…)

妄想としては、引っ越してきたばかりの孫策が、父親の遠征についていけなくてがっかりしていたら、なんと自分たちが攻められることに!
孫策周瑜ふたりで太守さまの羊續のところに志願しに行くわけですよ。
それで、消火バケツリレーの責任者に指名されたりしてね(笑)
その敵の火矢の激しさにうんざりして、後年「やっぱり火攻めは強いな」とか思っちゃったりして…。
聡明な少年に直接戦わせなくても、籠城してみて、周りを観察し、体験するだけでも、その戦の難しさとかわかるんじゃないでしょうか。

あと、太守さまに簡単に会えそうな感じが、羊續さんの伝を読むと感じる。清廉だけれど、陸康さんほどお堅くなく、素朴な方のようです。

策瑜のふたりを意識せずして軍略家(火攻めキャラ)にした羊續さんから、その孫、羊祜と陸抗孫策の孫)で対決。
面白い因縁じゃないですか?

お酒はほどほどに?

臨時 一日一策瑜

お酒はほどほどに?

お隣の国のDさんという方のエッセイを読んでいましたところ、例の周瑜の爵が三度巡っても曲の誤りに気づいたエピソードを説明するのに、

「三爵は三升、現在で4.5キログラム」

と説明していたのですよ!
飲みすぎ!急性アルコール中毒にならないの?

「濁り酒、清酒のどちらでも20度はないだろうけれど、その酒量は少なくない。」

少なくないどころじゃないわ!

どうもこの先生は現代度量衡で計算して恐ろしいことになったのかな?

爵は温酒器、飲酒器のこと。
また、爵は一升とされていたとのこと。
傷寒論の度量衡」というPDFを発見したら、昔の(傷寒論の書かれた後漢)一升はいまの1合1勺強で、だいたい200ccくらいに相当するとのこと。

すると、三爵は600cc、酒量としては普通かちょっと強いくらいかな?
ビール中瓶くらいですかね?あるいはワイン一瓶。
ストロング缶隆盛の現代では弱く見えますが。

飲み方が現代よりゆっくりなんで、アルコールの回りが違うと思うのです。
宴会では、お互いの飲酒の量を平均するのがお作法で、主が自らお酌して回ることもあるので、そりゃ時間かかる。
自分のリズムでは飲めないですよね。
あとどうも一気飲みらしいんだな。(ツライ)
のみきって杯を傾けて中身が無いのを示す。

カフェインとかもないし、アルコール耐性も人それぞれでしょうしね。唐辛子もまだない。昔の人って刺激物に弱そうなイメージ。

4.5キログラムのアルコール飲料は飲めないと思うんですけど……まさか、周瑜くん、びっくり人間系?
孫権さんちの宴会ってこれが普通なのかしら?
兵糧大丈夫?

暗夜行路放小狗先生 三国同人小説《复十年》

臨時 一日一策瑜

暗夜行路放小狗先生 三国同人小説《复十年》

これもかなり名作。長編。
前半策瑜で後半権瑜になります。更漏~とは方向性が全然違います。なんか明るい。
孫権の求愛もぜんぜん後ろ暗くなく、明朗に、「好きだー💕」とやってきます。
小さい頃から、その傾向はあって西域のネコみたいな色の眼でずっと見つめてくるからほだされちゃいました?

いろいろ名場面はありまして、最初から十に満たない時から周瑜は脱走して、孫策と偶然あって、その後、父親に見つかって、しこたま叱られる。「余所の子はよくわかっているのに、うちの子はまったく(危険を)わかってない」by周異パパ。

周瑜の死後は子どもたち、とくに赤ん坊の女子を気にかける孫権。あんまり見に行っているものだから、抱っこしているときに、「パパ」って呼ばれて複雑。張昭さんに「周りから不倫と勘違いされるからやめとけ」と怒られる孫権

わりと、正史よりで、演義アレルギーなしというか演義周瑜じゃないので、ストレスフリー。
流れは歴史通り。

あとね、最後におまけ?で甘凌CPの短いお話がついてくる。

同じ長編同人小説でも、更漏~はJUNEでこの複十年はBLかな。湿度が違う。からっとしているの。
ぜんぜん悩むこと無く孫権を受けいれているわけではない。でも、ふたりで支えあう方向でむすびついているんだな。
政治闘争が二人の間でおきない。政見一致。

権瑜ばかり語ってしまった。だって孫策は、冗談ばっかりで、オレ様、雄のフェロモンダダ漏れで普通にかっこいいんですもの。

複十年↓
https://www.sto.cx/mbook-23322-1.html