策瑜で三国志ブログ

一日一策瑜 再録しました。三国志、主に呉、孫策、周瑜について語ってます。基本妄想。小ネタを提供して策瑜創作してくれる人が増えたらいいな。

勝手な妄想「周郎顧」


臨時 一日一策瑜

勝手な妄想「周郎顧」

周瑜の強さってなんでしょう?
家柄も利用した広い情報収集能力?
そして冷静な情報分析能力?
部下にアイディアを出させて、実行させる統制力?
孫策はいわずもがな、孫権との信頼性?
あと、丹楊太守だった周尚さんのところで兵を調達していましたから、噂の最強?丹楊兵も編成に入っていたかも?

今回は、情報収能力について妄想←していきたいと思います。
従父の周忠さんは献帝の東帰の際、楊彪と殿軍をつとめるど根性を見せた忠臣でした。賈詡に命を助けられています。その後、周忠さんの動向はわかりませんが、周瑜は許都、洛陽、鄴都にも全国規模の情報収集の手を拡げ、曹操の動員可能な軍事力を正確に測っています。

周瑜伝読めばわかることですが、その能力を端的に表したのが例の「周郎顧」だと思います。
ちくま訳「周瑜は、若いときから音楽に精通しており、爵が三度めぐったあとでも、演奏にまちがったり欠けたりすることがあると、周瑜は必ずそれを聞き分け、聞き分けると必ず演奏者のほうをふりかえった。」

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爵は三本足のくちばしついた青銅器のアレですね。ドラマでも出てくる。
当時の宴会は何度も同じようにみんなで乾杯して、飲むリズムを合わせなきゃならないので、今ほど酒が強くなくても注がれるのを待っていたら、酔いますね。
そんな宴会のなか、演奏に聴き入り、間違ったら振り返る周坊ちゃまは変人でしょうね。
だいたいなんでも許されるイケメンでよかった。

また、一段妄想レベルがアップしますが、なにかの本で「耳目の優れたるは不祥なり」と読んだ記憶があるんですよ。なんの本だったかは思い出せないのですが。この不祥の耳目が不祥の器である軍事に結びつくと…
この「周郎顧」は情報収集能力と結びついているのではないかと思えるのです。曹操の「説曹操曹操到」と同じ意味ではないかと。
内部にに裏切り者がいたら、監視、粛正もやってのける恐ろしさを表したのが、周郎振り返るではないかと。

ぶっとんでますかね?この妄想。