策瑜で三国志ブログ

一日一策瑜 再録しました。三国志、主に呉、孫策、周瑜について語ってます。基本妄想。小ネタを提供して策瑜創作してくれる人が増えたらいいな。

非天夜翔先生《江東双璧》

たまーに 一日一策瑜

非天夜翔先生《江東双璧》

ネタ切れと鉄分切れでブログをサボっておりました。
ごぶさたしております。
ドラマ化も近いと言うことで、他の読みかけをほっぽり出して、策瑜萌えの呉の民のみなさんと読んでみました。

カバー
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中表紙
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カバーの後ろは白地に白であらすじがプリントされていて、全体的におしゃれなつくりです。
遊び紙も前後に入っているし。

それで、内容は…というと。
つらい!ものすごーくつらい。
どこまでも周瑜孫策の運命が絡まり合い、惹かれ合うんだけれど、双璧と言うからには能力も同じくらいあって、功高震主の例にならうように周瑜は疎まれて憎まれてしまう。周瑜にはまったくその気が無くても。ひたすら尽くしていても誤解され、遠ざけられ、そこに悲劇が…。

幼年期から青年期まで、ところどころ甘い萌えシーンもあり、ん?ここは?なにやら意味ありげだな?
と思わせてくれるところも多々ありました。
元々が晋江文学城というピクシブみたいな投稿サイトで、お国柄ゆえ、えっちな表現や政治的な思想が含まれていると部分的に封鎖されたりしてしまうサイトなのです。江東双璧は健全なので赤い鎖マークがされておりません。ゆえに帯の孫策×周瑜ってどうよ?とちょっと思わないでもありません。日本がちょっと自由すぎるのかも?
でも、二人は離れられない宿命だということはみっちり書かれているのでご安心を。


主役二人はかっこいいので、感情露わにしてもかっこいいの。矢に刺されても、幽霊になっても。
魯粛は冗談いいながらも万能選手。始めは周瑜をあとには呉を支える重鎮へ。
張昭はこの物語では、ちょっと悪者よりですね。オーベルシュタインみたいな。主と友人を引き裂く忠心から。
孫権、なぜか曹丕と仲良し。周瑜に手取り足取りお勉強教えてもらって幸せなこどもから大人へ。
曹丕、マセガキ。ちっこいくせに甄夫人に憧れ。賢いし、孫権に援軍をねだるとか悪巧み。
趙雲、強い。頼りになる。
劉備諸葛亮、少々悪役。周瑜の病気を喜ぶくだりも💢
曹操、不思議な縁がある。
呂蒙、最初からひと皮むけている?めっちや賢いんですけれども??
甘寧、いいところもってく?
呂布、不思議な繋がりが。

年齢として合わない人物が場面に登場と、あれこれ歴史や演義とも全然違う非天夜翔先生独自の三国志となっています。出したい人物を出していく感じなのかな。歴史重視の人は向かないかも。

ドラマタイトルの英訳が Jiang Deng double wall だったので当初double jades とかじゃないのかな?と思っておりました。
ですが、璧が壁biで同じ音ということからも、間違いではなく、二人とも江東を護る壁なのかな?双璧の並び立つ宝石は並び立つのが君臣としては相容れない部分なのかなー??
深い意味を込めたタイトルなのかもしれません。

おまけの現代転生サーフィン部のお話は、ただのおまけではなく、小説の構成上繋がりがある形でした。読んだ方が読後感が救われます。

おまけのおまけ、黒の小冊子は作者さまのCP考です。部分的にゲームの影響っぽいかなと思います。でも、これ読むと、非天夜翔先生わりと歴史を調べているコメントも窺われるので、作品のオリジナル路線はそういう資料には左右されなかったようです。

ネット上でも読めます。広告注意!
https://www.sto.cx/mbookintro-150739.html