策瑜で三国志ブログ

一日一策瑜 再録しました。三国志、主に呉、孫策、周瑜について語ってます。基本妄想。小ネタを提供して策瑜創作してくれる人が増えたらいいな。

四重渓温泉の想い出。

台湾南部に四重渓温泉というところがあります。
ガイドブックには四大温泉の一つと書いていますが、ホントかな?
戦前、日本の皇族が新婚旅行に訪れた由緒があるところだそうです。
いたって鄙びた小さな温泉です。泉質は薄く濁ったアルカリ温泉で、とてもいいです。

その時見た台湾のガイドブックで、他の温泉は若者がキャピキャピしてるのに対して、四重渓温泉の写真だけおばあちゃんたちが、がっはっはと笑っていたんですよ。
当時、非常に疲れていたわたしは「ここに行ったら楽しいかも…」と思い、実際に行ってみることにしたのでした。(ガンダーラを探しに行ったんだよ、きっと)

高雄、墾丁(イケイケビーチな観光地)に各1泊してからバスで移動。
高雄高鉄の左営駅から墾丁までは墾丁快線他、いろいろバスがあります。停まりたいところに乗れるように要確認です。
快線でなくても、各停でもバスは海岸線爆走するので早さは気にしない。車中で飲んだ台湾ビール(プレミアム)が旨かった。ビール党じゃないのに旨いのはとくに日差しが暑いから。
墾丁から恒春(ここのバス停は行李房、荷物預かり所があるので楽)というところでちょっと観光してお昼を食べ、お酒屋さんでワインを購入。(温泉まちには酒屋はセブンイレブンしか無さそう?)
八百屋さんでライチも買う。ライチ値段書いてなかったんだよな…疑惑のライチ。でも、終わりの季節らしくそこしか売っているのをみつけられなかった。お菓子屋で地元名物のシガーみたいなロール型のサクサククッキー?(無残に割れた💔)やパンも買ったり。

恒春からは車城へバス。鈍行、普通のバス。
バスターミナルで待って座っている間、ずっとじいちゃんが話しかけてくるが、外国人…結婚…ベイビー…隣の娘が…。ごめん、じいちゃん、わたしのリスニングでは理解は無理だった。

車城は道教信仰のお宮があるらしいのだが、ワインと車城で買い足したバナナで重くて動けず。
台湾バナナはねっとりしてうまい。懐かしい。

六角六冷飲というドリンクスタンドでタクシー(白タク、白タクだから普通の車と見分けつかないよ💧)を呼んで貰う。わたしのときは200元。
白タクでいよいよ、四重渓温泉の清泉というホテルへ。清泉はもとは山口旅館という日本旅館だったのを、割とレトロな雰囲気を活かしていまでも日本風をテーマに営業してます。

実は他のやや安くて、農業が本業という民宿?にメールしてみたところナシの礫。(一応メールは留学生に添削してもらった)ライチ狩したかったー。
少々お高い清泉でもやや安い?旧館のほうの和室風を選んでみました。
新館だと、昼間は日帰り入浴で出入り激しいかな?と思ったんで。昼間お昼寝したかった。
ホテルのお姉さんによると、その時訪ねた六月は忙しくないって。
秋が温泉シーズンみたい。暑いもんね。

温泉の内風呂に入っているうちに、テレビの配線のあたりからありんこが…パンが一個やられた(笑)
なぜか隣のチョコレートは無傷…。
添加物を見分けているのかしら?
和室風の部屋で8畳間あるかな?お風呂はよかったです。内風呂で満足して外風呂(一応水着用意しましたが)結局入らず。暑かったし。
お風呂入って、夕飯は外でカエルの甘辛い炒め物を食べてみました。骨が多くて可食部分が少ない。これは養殖してもみんな食べにくいかも。
セブンイレブンがまちの中心でほかには数軒ホテル、飲食店があり、いずれもお高めです。(一番安い飲食店は休みだった…)
2泊して、翌日はお風呂はいったりテレビ見たり、外にぶらつきに行った(暑くて参った)。
窓ガラスが全部割れた廃墟のホテルがあって、廃墟マニアにはたまらないかも。足湯のところで、日本風の鳥居や仏像を見たり、セブンイレブンでアイス買ったり。
帰ってまたワイン飲んでテレビ見たり、お風呂はいったりをダラダラしてました。
大山羊肉爐という有名なお店で羊のホルモンとキュウリの和え物(涼拌羊肚)と酒漬けで凍った鶏(醉鶏)を頂いて残ったので、お持ち帰りして自分の部屋で肴にして飲みました。涼拌羊肚はコリコリしてイカみたいな感じ、臭みがない。お酒が進みました。

清泉は朝ごはんもよかったです。あっさり。湯治に来てるって気分。
帰りはタクシーをホテルで呼んで貰って車城まで。この時は150元。バス停を教えてくれる丁寧なドライバーさん。しかし、車はベコベコで道中心配だったよ…。車城農會(農協)で名物の蜂蜜茶を買いました。袁術も飲みたい蜂蜜茶?
車城から高雄左営駅まで蜂蜜茶飲みながら、健全にノンアルコールで戻りました。

四重渓温泉の何がよかったかというと、温泉の泉質ですね。しばらくツルツル肌でした。
硫黄の匂いも薄く、気持ちのいいお湯です。
そして、何もないところ。ぼんやりできる。
でも、最低限はあるところ。


そして、なぜいい想い出になっているかというと、ぼやーっとテレビを見ていたら「軍師連盟」をちょうどやっていたんですね。
一部と二部両方。それをじーっと見ちゃったんですよ。
第二部なんか、曹叡の問題の女装シーン(母が恋しい可哀想なところでもある)で度肝を抜かれました。曹丕は第一部では鞭で嬲られっ放しだし…。
ワイン飲んだくれて、ライチ剥きながら司馬懿さん家のホームドラマに見入ってました。
あと歌謡対決ショーを見てたかな。

高雄のホテルで続き見よう!と思ったら、高雄で泊まったホテルは、そのチャンネルと契約してなかった(T-T)

軍師連盟の本を読みながら、なんとなく四重渓温泉の楽しかったことを思い出した訳です。

お子さま連れ、アクティビティ希望の方には墾丁の方が楽しいでしょう。
疲れてぼんやりしたい方には四重渓温泉♨いいかも?