臨時 一日一策瑜
金粟柱ってなんだろう?
「听箏」という詩があります。
作者は唐の詩人李端さん。
「听箏」
鳴箏金粟柱
素手玉房前
欲得周郎顧
時時誤拂弦
「箏を聴く」
箏を弾く金粟柱
白い手がお部屋の前で
周郎の顧みるを得ようとして
時々わざと誤って弦を鳴らす
テキトー訳です。
金粟というのは金と穀物、または菊の花を意味するそうです。
柱は箏の音をチューニングする弦の張り方を変える部品です。木製、象牙などあるようです。
菊の装飾があるのかな?
金粟柱で箏の名器という説もみました。
十三弦だそうです。
楽器で琴、箏は龍に相当し、箜篌は鳳凰に相当するそうです。
周瑜の娘に箜篌を与えた周女墳のエピソードを思い出しました。
周瑜は魯粛ほど、「漢王朝はあきらめましょう!」とは立場上言えなかったのですが、孫権を君主として独立させようとしていたのは、その魯粛慰留の際の説得で伺えます。
この箜篌も娘の将来の鳳凰(皇后のシンボル)を狙っていたかな?
いや、ただの音楽好きからか(笑)
唐の時代でも周郎顧は通じたのが面白いですね。
ドラマでも、皇帝が音の間違いを指摘すると、「陛下は周郎のごとき耳をお持ちですのね❤」
てなシーンがありました。ドラマのタイトル忘れちゃった。
周瑜と言ったら耳がいい!というのが浸透しているんでしょうな。