これの上巻を読みました。
呉の民なので、孫権の葬儀を想像しながら読みました。
気になったのは、女性側の席次。
この葬儀の時点では皇太子妃は即位前なので、まだ扱いは低いようなのですね。
本来、上座の皇后(のちの皇太后)潘夫人は孫権の死の前に宮女達に襲われて絞殺されるという悲劇に見舞われています。
他の夫人達は、孫和の母の王夫人により各地に移されるという目にあっています。
皇后、夫人がいなければ、だれが上座に着くのか。
孫権の長女と思しき魯班らしいのです。
公主が座る。しかも、妹の魯育もすでにいないわけですし。
圧倒的権力者です。
それが視覚的にわかるという。
この時の皇太子妃、全妃にとってみれば面白くないかも。
本とは内容ずれますが、孫亮もまだちびっ子少年皇帝のくせに四人の愛人の名とか建康実録にのってますが、朝姝、麗居、洛珍、潔華の四人の寵姫がいました。
若い全皇后が拗ねて、情報漏らしてクーデター失敗するのも宜なるかな。
従祖母の魯班が出張ってくるし、夫は愛人にばかり構って妻を顧みない。(全氏に大権を握られるのもよくないてすが、全氏に権がいっても結局は魯班が出てくるし…エンドレス魯班)
解説は親切なのですが、なにしろ、難しい知らない熟語だらけなので、読み進むのに苦労しました。
わたし即位する予定ないので、いいんですけど(笑)
上下巻の他に封禅もありました。封禅は孫権はしなかったような記憶なので買いませんでした。孫皓くんはどっかの山でしてましたな。封禅の価値ダダ下がりですね。
下巻は少し読みましたが、
洛陽令、河南尹は顕官ですね。顕官の入り口?即位パレードの良い場所を担当ですよ。
周家の方顔で選ばれてる?いや実力もあったでしょう。
下巻発見がありましたら、また報告します。