一日一策瑜 吐血編
臨時です。
孫策は出てきません。ぐはぁ。
策瑜じゃないじゃん。
ま、一応孔明の弔文に出てくるからいいか💓と思って。
バリバリ演義周瑜です。ぐはぁ。
酒見先生の原作がすごいのでぜひとも読んで欲しい。
原作一巻もすごいノリなんだけれど、二巻から登場する呉の面々というか国全体が、極道世界を展開していて、呉のシーンに入るとなんか違う。
おかしい。
異常。
頭の中に「仁義なき闘い」のメロディーが流れます。
呉の民草はみんな周瑜が大好き(この辺の熱狂度、原作で読んでくれ、周瑜ファンの方々)
嫁を差し出しても名誉だと思うほど(実際はそんなことしないのに…)
そんな酒見式異世界ワールドを漫画で再現したのが、このコミックス版です。
漫画では三巻の周瑜が亡くなるところでクライマックスで、あとは尺の問題?で省略された形となっています。
原作で、酒見先生は孔明先生より劉備の怪しい魅力を描きたかったようで、秋風五丈原より先に秋風吹いてます。
酒見賢一先生は面白さでは、裏切らない人だと信じてますが、文体がやや人を選ぶみたいなんだよね。
中島敦大好きっ子は読むべし。
(中島敦文学賞受賞されてるのよ、酒見先生は)
本来の小説の意味(つまらないお話)というのを踏まえた上で、渾身の面白さや毒を詰め込んで小説の可能性を切り開いて爆発させてると思います。
で、コミックス版で一番のおすすめシーンは、曹操が銅雀台で薄衣姿の二喬を嬲っているエロいシーン。
なんじゃそりゃ。
今まで読んだ中で一番ひどい曹操に捕まった二喬のシーンだったので、インパクトありました。
美女って大変だね。
とりあえず漫画で触れて、それからでも原作読んで欲しいな。原作からでも、もちろんオッケー。
スリーピングドラゴンとかマカロニウエスタンで語られる桃園三兄弟とかラーメン店で例える三国志とかお腹痛いです。