一日一策瑜
レジェンドヒーロー三国伝
韓国と中国の合同で作られた特撮のドラマです。
現代韓国でレジェンドヒーローに選ばれたかつて三国に割拠した各君主たちが、英雄牌と呼ばれる配下の属性のアーマーを纏い、天界のマザーコンピューターから送り込まれた天使(軍師)と組みドリームバトルと呼ばれる戦いに参戦していく物語。
全50話。
見ました。
数々の困難を乗り越え…。
特撮ドラマ○十年ぶりに真剣に見ましたよ。
きっかけは韓国の三国志大好きで、日本の作品にも詳しい方からのご紹介で、
「この策瑜はすごいんだぜ。日本語版もあるよ」
と。
それならば見てみるか、と食指を伸ばしたところ、策瑜が出てくる前で、日本語版はなくなり、紹介してくれた方に泣きつくと、中国語版、字幕付を紹介されまして継続。
やっと周瑜らしき美女(この作品では女優さんが白のミニスカワンピースにロングブーツで演じてます。美人♡)が出て来たかな?と思いきや、中国語版もなくなり、英語字幕付きに…英語字幕は意味思いだそうとしていたら話が流れる…そして、ついに英語字幕もなくなり韓国語オンリーで見ました。
わたしのわかる韓国語フレーズ10あるかな…?
ケンチャナヨぐらい。
それでも、スーツアクターさんが、キレッキレで音楽もよかったのと三国志だから、なんとか状況がぼんやりわかるので最後まで見られました。
策瑜分は微量。
最終話でドカンときます。儒教的な君臣の理想形なのかな?
孫策は江東館という大きな武道場を継いでいて、妹の男関係(主人公劉備)に悩むシスコンであり、弟孫権の反抗期に手を焼く、よきお兄ちゃんです。特撮でドリルキャラといったらわかるでしょ?(古い法則?)
使用する英雄牌は、(小っちゃい生き物みたいにしゃべったりして可愛い)太史慈と黄蓋と甘寧。
(英雄牌を選んで腕につけた変身ベルトのスリットに差し込むと変身する、太史慈だと薄水色のドリルキャラ)
いっつもだいたい衣装はノースリーブ(冬~春撮影っぽいのに)な元気印。
それなのに、いつの間にか病気が悪化!意識不明の重体に。
周瑜は、天界でも優秀(あんまり作中では実力発揮されていない)なのに、諸葛亮にライバル心を抱いているのと、人間界に馴染んでいて尚香ちゃんの仕事を手伝ったりしている。
(同じ天使でも、興味津々で浮かれれている徐庶ちゃんやマイペースな諸葛亮くん、メイクが濃すぎて浮いている司馬懿くんよりそういう意味では優秀かも)
とにかく、気の強めのポニーテール美人。
ミニスカでもパンチラはしない!
天使も変身して、主君のボディに貼りつくパーツとなって攻撃したり、防御したりする。この周瑜の変身パーツ(マジックチェッカー)水色のタツノオトシゴ?みたいなのがくっついた丸いので可愛い。
ヒール付きブーツで孫策と並ぶと同じくらいの背の高さ。絵になる?
ドリームバトル(夢を叶えるのが目的)に敗れて英雄牌や変身パーツが壊れると記憶がなくなる、という切ない設定が…!
君主についている天使もドリームバトルに負けると消滅してしまう。
諸葛亮くんは人間の道具になりたくないって、言ってたけどそういうことね。
孫策も倒れて意識を失う前に周瑜のことを思ってか?(このへん言葉の壁で不明)契約解除?して活かしてあげるんだよね。
孫権(小学生)についていって欲しかったのかもしれないし、情がさせたのかもしれないし。
最終話で二人の結びつきはわかり、意識不明の孫策の復活のために周瑜は消滅し光となって消えていく…。
復活した孫策は周瑜のことを何も覚えていない。
人魚姫のように哀しくてせつない。
ただ、一緒に戦った友達(劉備、曹操)との友情はつづく。
総括してみると、策瑜分は薄い。圧倒的に水魚!
劉備ひいき!モテる。
五虎将軍とか特撮に相性よすぎでしょう?
天然美少女天使の徐庶が好きだった二人、劉備と諸葛亮がいざこざを乗り越え、やがて手を取り合って熱い君臣関係に…。
コーヒーしか飲まない諸葛亮に、無理やりミニソーセージ食わせてみたら、大好物になるとか日本のお姉様方なら薄い本のネタにされるね。
チャーハンも食わされるし。諸葛亮役の人は唇ぷるるんとしてメイクで強調して可愛い。
実戦の活躍、結びつきともに圧倒的に水魚。
策瑜はシスコンが忙しくて話にならなかった様子。
あと面白かったのは華陀の英雄牌で変身した○○。スーツアクターさんの動きが一番よかった。
ネコっぽく、五禽戯も酔拳もできる技巧派。
呂布とこの二人の殺陣はよかった。
張魯もよかった。オネェ系でマッドサイエンティストで、ティム・バートン監督作品に出て来そう。
なぜか時々オペラっぽいのを歌う。
道教って意外と特撮の世界観にあってるのかも?
特撮としてはギミックが面白かったですよ。子どもなら欲しがりそう。
しかし、三十前後の曹操、二十代の劉備、十歳くらいの孫権と並んで共闘するシーン、シュール(笑)