策瑜で三国志ブログ

一日一策瑜 再録しました。三国志、主に呉、孫策、周瑜について語ってます。基本妄想。小ネタを提供して策瑜創作してくれる人が増えたらいいな。

一日だけ堅瑜 CP考察 なぜ堅瑜は日本にしか存在ないのか?

一日一策瑜ならぬ一日だけ堅瑜

禁断のCP?
いえいえ、英雄たちで妄想している自体禁断もいいところ。ごめんあそばせ。

中華サイトで日本のpixivを見て、あれこれ言ってるのを読んでたら(わたしの漢語理解力はひどいものですが)
「堅瑜!?ありえねー」「日本人宅女すげぇ」みたいな発言があったんですよ。
意外でした。
向こうの三国志界隈ではCPは雲の如く、多種多様に思えたので。
あと、「王者栄耀」というゲームで孫策が出てくる前は周瑜はよく李白カップリングしているのを見かけました。時代ちがうじゃない?
詩を詠んで、琴を合奏するのかしら?優美…♡

で、堅瑜に話を戻しますよ。
ツィッターの韓国のお姉様方にも、
「堅瑜はありえねー」「日本人って、オイ…」
儒教的にありえない」
とまで言われてまして……。

韓国語はできないので、中華サイトのBLを見た限りでは親子ほど歳の離れたCPとか、パパが息子のボーイフレンドと×××…とか、「パパ」と呼べ!みたいなプレイも出てきます。
それなので、全く形式としては皆無ではないジャンルなのですが、なぜ堅瑜の発想が浮かばないのか?
ジャーン!!
二人に接点がある先行作品がないから!
たぶんね、三国志三国志演義、無双とかだけではこの発想が生まれない。

で、堅瑜推進派を牽引してきたバイブルはこちら↓

陳舜臣先生 『秘本三国志』ですよ。
名作です。
今回は堅瑜のみについて、絞って語ります。
孫堅は将軍として勇猛果敢、優秀なオトナの男性として出てくるのですが、戦陣に長男孫策とその友人周瑜を伴ってくるのです。
その孫堅とちっちゃい周瑜のやりとりが可愛いし、大人が少年の成長を見つめるのが「生意気だな!」「まだ幼い」とか微笑ましいのです。
ちび周瑜が献策したり、それをちゃんと活かして採用する凸凹コンビネーションもたまりません。
この男盛りの将軍と美少年軍師の二人に萌えるんですよ。

そして、このコンビネーションが見られるのは、『秘本三国志』だけではありません。

ご存じ、北方謙三先生『三国志』です。
わたし個人の勝手な想像ですが、先生は『秘本三国志』は先達の作品としてチェックされているのではないでしょうか?そのうえで、全然違う方向性を編み出されているのではないかと思います。
で、堅瑜ですよ。
この作品でも、策瑜は孫堅の戦陣に伴われて学んでいるのですが、周瑜は赤い幘をもらったりしています。憧れの眼差しの周瑜

そして、男性作家だけではありません。
ご存じかぜ江!

朝香祥先生も『秘本三国志』読んでいそう…どうでしょう?
かぜ江では出陣前に孫堅周瑜がスカウトされちゃうんですよ。
その才を見込まれて。
前の二作と違うところは、孫策がそのことに傷つくところですね。少年の繊細さ。

前の二作の孫策は戦、初陣のことで頭がいっぱいで、弓の手入れとかに夢中。
孫堅周瑜の会話など聞いていない(笑)

堅瑜の魅力は、男振りのよい将軍と可愛らしいお小姓(その実、軍師)という見た目や、その凸凹コンビネーションだけではありません。
孫堅の強さを継承していく師弟関係というのも魅力だと思います。
孫堅は若い頃から賊退治の名人で、名を上げてきましたが、どこでも強い!
湿地帯だろうが、乾燥地帯だろうが、東西南北どこでも強い。
その強さ(流れ矢にやられるところまで)を受け継いだのが(一応)不敗の周瑜だったりするのかな?と思います。

堅瑜はあり!だと思うので、上記の作品などを読んでピン!と来た方はどうぞ、堅瑜創作してみてください。
堅瑜推進派のお姉様方が喜びます。

わたし?北方謙三先生『三国志』だったら、堅瑜の策瑜かな?節操ない?(苦笑)